佐伯チズ式肌の手入れ法
佐伯チズさんは、2010年現在67歳だそうです。その肌はプルプル肌です。20歳から美容学校へ入り美容について47年間学ばれました。
佐伯チズ式肌の手入れ法を学んで少しでも実践していきたいです。
自分の肌を知り、なりたい肌の明確な目標を持つ
佐伯チズさんは、綺麗になりたいなら自分の肌を知り、なりたい肌の明確な目標を持つことが大切と言われます。シミシワが目立たないようにしたい、ニキビや吹き出物を治したい、二重あごを治したい、顔色を良くしたいなど肌の悩みは人それぞれです。
なりたい肌の目標が明確になれば、その目標に合う化粧水や美容液も的確に選ぶことができますね。
どんな肌が良いのか分からないという人には、基本的な日本人の美しい肌とは何かを、佐伯チズさんは伝えるそうです。理想的な肌は、ツヤツヤの陶器みたいな肌だそうです。
理想的な肌は「う・な・は・た・け」で、うるおい、なめらか、はり、弾力、血色があれば、シワだ乾燥だと悩む必要がなくなるようです。
若い女性へのメッセージ
最近は、10代からお化粧をして、その化粧を落とさずに寝たり、日焼けをしても後の手入れも十分でなかったり、食事も不規則だったりします。そうなると、若い肌も台無しです。
佐伯チズさんは、若い人に化粧品の使い方やスキンケアの仕方を見直してほしいと言います。
佐伯チズさんのスキンケアはいたってシンプルです。
丁寧なクレンジングをしてから、ローションパックで肌に水分を与えます。すると、次の美容液の美容成分が浸透しやすくなります。最後は、クリームでしっかりと蓋をして終了です。
体調によっては、アイクリームやスクラブなどのケアもプラスされます。自分の肌をしっておけば、基本にプラスしたりマイナスしたりできます。
後は、食事面にも気を配り、栄養のバランスをとること、食べることをおろそかにしてはいけないと言われます。おいしいものを食べ、「おいしい」と口で言い笑顔になることは、美しい顔になる近道のようです。
年齢を感じさせる肌の特徴とは
佐伯さんが人の顔を見る時に注目するのは、3つの尻だそうです。3つの尻とは、眉尻、目尻、口尻で、そこにしわが寄って年齢を感じる老け顔になるそうです。
たるみの悩みの中では、口の周りのしわが一番多いそうです。口の周りのしわは、かみ癖によることが多いそうでバランスよく食べることが重要です。また、左右の歯を同じように使うと口角も上がっていくそうです。
眉尻、目尻、口尻が上がっていると、正に幸せを感じているように見えます。表情筋がよく使われている証拠で、健康で気分が良いと人間はよく笑います。
よく噛むこと、よく笑うこと、肌に手をかけることなど、毎日の生活を意識して過ごすことが大切だと、佐伯チズさんは言われています。
体験から学んだこと
佐伯チズさんが40歳の時、10歳年上のご主人に肺がんが見つかり、看病のために美容の仕事を止められました。そして、2年後にはご主人は亡くなられてしまいました。看病の日々には、飲まない、食べない、寝ないことが続きました。
佐伯チズさんの肌は、目が腫れ、クマができ、しわが縦に入っていました。友人から指摘され自分でも鏡を見て驚きました。今までに自分が学んだ美容法楽天 を自分の肌に実践してみられました。そして、自身がついたそうです。
その時には、ローション・パックが一番効いたそうです。体も肌もカラカラになっていたからだそうで、保湿を取り戻すことから始められました。
自分が肌地獄を味わったことで、肌のことで悩んでいる人の気持ちが分かったと、言われています。
五感を養うことが大切
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が五感ですが、現代人はこれらをうまく使っていないようです。
佐伯チズさんは、日々この五感を使って、生活を楽しむことを心がけておられます。そうすることで、新鮮な発見、喜びなどが生まれ、声を出して笑顔になれると言われていました。
また、高校は被服科だったので、裁縫が得意で自分のお好みのワンピースなどを手作りして楽しまれています。忙しくても食べる物も自分で作られるそうです。
また、お香を京都から取り寄せて楽しんでおられます。福山雅治さんのファンだそうで、CDやポスターを買って楽しまれています。風鈴も鳴らして気分転換をされているようです。
宇野千代さんの本を読まれたり、犬の写真集なども見られるそうです。
楽しい、嬉しい気持ちになると女性ホルモンが活性化されて、肌が美しくなるそうです。笑顔が美しい人は、美人に見えます。
顔などのリンパマッサージ
- 顎の下のリンバマッサージ
- 両手の親指を使って行います。顎の中央の下側に両親指をくっつけて2~3秒押します。下の歯の内側を皮膚の上から押すかっこうになります。そして、親指は離れながら外へ外へと押していきます。顎の先まで行ったら、上に上がり耳の下まで続けます。
- 首のリンバマッサージ
- 耳たぶの下の後ろ側から下へ下へと押していきます。両手のひとさし指、中指、薬指を揃えて2~3秒押し下へ下へと押します。肩へ来たら肩のてっぺんと背中側へ降りた所でもう1回押します。
- 鎖骨のリンバマッサージ
- 胸の上の鎖骨の中央へ両手のひとさし指、中指、薬指を揃えて2~3秒押します。押す場所は、鎖骨の上(真上ではなく、首に近いへこんだ所のことです)です。へこんだ場所を鎖骨に沿って、だんだん上へと押していきます。そして肩の位置まで押します。
- 脇の下のリンバマッサージ
- 脇の下の真ん中に、反対側のひとさし指、中指、薬指を当てて押します。親指は脇の前側に置きます。5~10秒くらいもみます。今度は親指を脇の下の真ん中へ入れて、ひとさし指、中指、薬指は、脇の後ろ側をもみます。反対側も同じ要領でマッサージします。
上記のマッサージは、一度に3回ずつ行えばよいようです。力はけっして入れすぎないようにしてください。また、患部に病気などの問題がある場合は止めておいてください。
日焼けした肌の手入れ法
日焼けを防ぐには、日焼け止めを重ねてつける必要があります。日焼け止めクリームが汗で流れたり、クリームの効果が時間とともに薄くなったりするからです。
家に帰ってからの手入れは、まずクレンジングできれいに取り除くことです。その後冷たいタオルでほてりを取ります。その後にいつものケアをしてください。
ニキビ肌の手入れ法
まず、食べ物に気をつけます。バランスの良い食事を摂ることです。
ニキビには、白ニキビ、赤ニキビ、黒ニキビとありますが、つぶさない、いじりすぎないことです。
よく洗うこと、周りをよく押さえて芯が出るようにすると良いそうです。清潔にして行ってください。せっけんを使わず、ぬるま湯で洗い、リンパの流れをよくするとよいそうです。
若く見えるためには、姿勢をよくする
佐伯チズさんは、年齢を感じさせない肌と雰囲気を持っておられます。そのコツは、姿勢だと言われます。背中が丸くなると老けて見えるそうです。
- 浅くイスに腰掛けると、背中が真っ直ぐになります。
- ウエストにベルトを着けます。いつもウエストを意識しているそうです。
- 靴はぺったんこではなく少しヒールのある物をはくそうです。姿勢が良くなります。
- 赤がラッキーカラーなので、アクセントに取り入れておられます。時計のベルトが赤でした。白、赤、黒、紺がお好きだそうです。
男性の美顔術
男性の場合のお肌の手入れ法は、何をつけるかではなく脂を取るという引き算の美容法だと佐伯チズさんは言われていました。加齢臭の予防には、まずよく洗うことが大事だと言われます。
この方法は、男性だけでなく女性にも大いに参考になることだと思います。
- 洗顔
- 洗顔は両手を上下にして肌を激しくこすって洗う人が多いそうです。が、これは顔がシワになるのでよくないそうです。顔の中央から両側へ少し引き上げ気味に洗うと良いそうです。脂も取りすぎはよくありません。力を入れすぎない工夫が大事です。
- 洗髪
- 頭皮は後ろへ優しく円をかくように手を動かして洗います。
- リンパマッサージ
- 顔のリンバマッサージをすることで、リンパのよどみを無くして、すっきりとした顔立ちになります。リンバマッサージは下記で詳しく説明します。
これからの活動は(2012年1月)
佐伯チズさんは、「40年以上美容の仕事をやってきて69歳になり、人も育てて土台はできました。これからは肌トラブルで悩んでいる人たちのために何かできればと考えています」と言われています。
また、佐伯チズさんが書かれた「ジャパニーズスキンケアレボリューション(美肌革命)」という本がアメリカでよく売れて6刷目だそうです。中国でも重版がかかっているようで、珍しいことのようです。
「世界中の人が注目してくれています。今後さらに私の理論が広まっていけばますます嬉しく思います」佐伯チズさんは、ますます美しく元気で抱負を語っておられます。私達も佐伯チズさんを目標に頑張りたいと思います。