サプリメントについて
この頃、テレビのCMや新聞の広告でをたくさん見かけます。高齢化社会を迎え団塊の世代あたり以上や美容やダイエットに興味のある若い世代もターゲットにしていると思われます。
2000年4月からサプリメントはカプセルでも錠剤でもよくなりました。以前はサプリメントは食品だから食品の形をしていないといけませんでした。サプリメントがカプセルや錠剤になると、摂りすぎが起きてきますから、特に注意が必要です。
いろいろなサプリメント
アメリカでは、サプリメントがよく使用されていると言います。アメリカは医療費が高くつくので、病気の予防のためにサプリメントを飲んでいる人が多いようです。
サプリメントには、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、レシチン、食物繊維などがあります。サプリメント楽天 を飲もうという人は、何かの症状があったり、タバコやストレスなどの生活上の問題点があったり、好き嫌いが激しかったりということを自覚しているそうです。
亜鉛欠乏症ーーー味がわからない
鉄欠乏性貧血ーーー体がだるい、めまい
ビタミンB群欠乏ーーー口内炎
以上が私がよく知っている欠乏症です。
私が今興味を持っているサプリメントは、アンチエイジング(老化防止)のコエンザイムQ10です。コエンザイムQ10は細胞のミトコンドリアに多くあり、20歳前後がピークで、食事からは多く摂れないそうです。
手の甲に年が表われるというが、なんだかしわが多くなった気がします。孫が3人できたのだからしょうがないかと、思いながらもなかなか納得はできかねている状態です。
サプリメントの使い方
- サプリメントは体の機能を飛躍的に改善することはないと理解する
- サプリメントの効能をうのみにしないで補助的に使う
- 健康の基本は、食事、運動、休養である
水素サプリメント
水素は過剰な活性酸素を除去し、身体のサビを取って、病気の改善や若返りを促してくれるそうです。
冷え症の改善、シミが薄くなった、二日酔いが無くなった、慢性疲労がよくなったなどもあるようです。医師によっては、水素サプリメントを末期癌や糖尿病の治療に使っています。
郷ひろみ(54歳)さんも飲まれているそうです。
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、心臓病の医薬品だったそうですが、2001年からサプリメントとしての使用が許可されました。
コエンザイムQ10の最大の効果は「疲労の回復」や強力な抗酸化作用を持つので若返り(アンチエイジング)の栄養素としても注目されています。その他には肥満の改善、ダイエット、免疫力の向上にも役立つそうです。
高血圧、糖尿病の薬を飲んでいる人は、薬の作用が増幅されることがあるため注意が必要だそうです。
コラーゲン
コラーゲンを摂ると、肌の新陳代謝がよくなるそうです。シミ、しわ、たるみに効果があります。肩こり、腰痛、関節にも効果があるようです。
コラーゲンは白血球に作用し、免疫機能を改善するそうです。アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症にも効果があります。また、動脈硬化、脳の老化対策にも効くようです。
L-シトルリン
L-シトルリンは、血液の循環をよくするので美脚に効くといわれます。
スイカの果実から見つけられたL-シトルリンは、アミノ酸の一種で血管拡張・改善、疲労回復などの働きをするそうです。アメリカでは、シトルリンは精力増強、スポーツサプリメントにも使用されているようです。
α-GPC(アルファGPC)
α‐GPCはアルファ‐グリセロホスホコリンと言う栄養成分です。体の成長と生命活動に必要な成分で、体内で生涯生命活動の中心的な働きをします。
大豆レシチンから作られ、成長ホルモンを出します。肌がきれいになったり、背が伸びたりします。
HMB
HMBは、不可欠アミノ酸から作られた栄養素です。運動後の筋組織への損傷を減らす効果があります。筋重量を増やします。体脂肪を減らすことからダイエット作用もあります。
オリンピック委員会でも使用が認められているそうです。
葉酸
最近、葉酸入りの食品が人気だそうです。葉酸入りのいろんな食品が売られているようです。お菓子などにも添加されているようですが、今まで気にしたことはありませんでした。
これからは、原材料名をしっかり見てみようと思います。
妊娠4週までに十分な葉酸が足りていないと、赤ちゃんが二分脊椎症になるという。また、高齢者で葉酸が足りないと、認知症や脳卒中を発症するそうです。葉酸は、DNAの働きを調整してくれるので、あらゆる年齢に必要な栄養素です。
葉酸は、ビタミンB群の一種で、ほうれん草、のり、ブロッコリー、アスパラガス、水菜、納豆、いちご、レバーなどに多く含まれています。しかし、水に溶けやすい(水溶性ビタミン)ので、電子レンジでこれらの野菜を調理するとよいそうです。焼き海苔をおやつに食べることもお勧めの一つです。
世界中でも多くの国で、人工的に食品に葉酸を添加して、二分脊椎症の減少や動脈硬化の予防などを計っています。
葉酸の働き
- 貧血の予防
- 葉酸やビタミンB12が不足すると悪性貧血となります。
- 動脈硬化の予防
- 葉酸が不足するとホモシステインが上昇し、血管を狭くしたり硬くしたりします。そして、脳梗塞や心筋梗塞を起こすことがあります。
- 細胞の生成を助けます
- 葉酸が不足すると口内炎や潰瘍ができやすくなります。
- 赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防
- 赤ちゃんの神経管の下部に問題があると、「二分脊椎」と呼ばれ、歩けなくなったり、膀胱や直腸が機能しなくなる事があります。神経管の上部で問題が起きると脳がうまく作られず、「無脳症」とよばれ流産や死産の割合が高くなります。妊娠中の積極的な葉酸の摂取で、これらの病気の発症のリスクを70%近くも低減できると言われています。妊娠時に必要な葉酸の摂取量は約400マイクログラムです。妊娠中は、カルシウム、DHAなども積極的に摂るようにしてください。
アスタキサンチン
サプリメントの中で今まで一番人気があったのが、コエンザイムQ10だったとか。今、新たにアスタキサンチンが人気浮上中と、テレビニュースでやっていました。
富士フィルムが、アスタキサンチンを入れた美容液を作りました。キリンビバレッジは、ウーロン茶をベースにした赤い色の飲み物を出したそうです。ヤマハ発動機が、みどりの海藻から、アスタキサンチンのオイルを抽出しているようです。
アスタキサンチンは、甲殻類やサケ、タイの赤い色に含まれています。アスタキサンチンは、高い抗酸化作用があり、紫外線、脂質過酸化から身を護ってくれます。また、目も光障害から護ってくれます。
しかし、抗酸化ビタミンは取り方によっては死亡率を上げる場合もあるから気をつけて取り入れるようにとドクターが言っていました。2007.8.9
サプリメントの飲み合わせ・飲み方に注意
- イチョウ葉+DHA
- 血液サラサラ効果が重なり、出血しやすくなります。
- オリゴ糖+グァバ茶
- オリゴ糖は、消化できにくいし、グァバ茶は腸の中に糖がたまるので、お腹がはって苦しくなります。
- ビタミンD+キトサン
- キトサンは油に溶ける物を排出してしまいます。そこで、食事とともにキトサンを摂り、食後2~3時間後にビタミンDを飲むようにすると良いそうです。
サプリメントで健康被害、αリポ酸
友人からダイエットに利くと聞いた30代の女性は、αリポ酸のサプリメントを飲んだそうです。αリポ酸は、ほうれん草630Kg相当入っていたそうで、活性酸素を抑える効果があります。
その女性がαリポ酸を2週間飲んだ頃、冷や汗、手の先がふるえるという症状が現れました。病院で受診したところ血糖値が極端に低く、インスリンをたくさん出している状態でした。ガンかもしれないと言うことで精密検査を受けたらαリポ酸が原因とわかりました。αリポ酸が原因の自発性低血糖症でした。
αリポ酸による自発性低血糖症は、特定の白血球抗原型に起きるそうです。日本人の3~8%の人に表れるようで、この症状の出る人は、同じ構造を持つ薬がたくさんあるので注意が必要だそうです。
サプリメントも過剰摂取で副作用が出ることがあります。また、サブリメントが医薬品の効果を抑えることもありますから、注意が必要です。
サプリメントとの飲み合わせ一覧を作っている企業もあります。ファンケル健康相談部では、電話で聞くことができます。企業は、サプリメントの有利な情報と同じく有害な情報も知らせて欲しいです。そして、利用者も冷静に受け止めて使うようにしたいものです。2010.5
ビタミンA、E(脂溶性ビタミン)の摂りすぎは死亡率が高くなる
ビタミンA、Eのサプリメントを使用している人がかえって死亡率が高いこともあった。と、アメリカの研究機関が発表したそうだ。
水溶性ビタミン(ビタミンB群、ビタミンC)は、摂りすぎても尿に排泄されるのでそんなに問題はない。ところが、脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB12)は摂りすぎると、どんどんと脂肪の部分に蓄積されて、かえって活性酸素を作ってしまったり、防御システムに悪影響を及ぼすそうだ。
サプリメントは、用法・用量を守り、あくまでも補助的な使い方をした方がよさそうです。 2007.8.23
天然成分系アレルギーに注意
天然成分からできているから安全ということはありません。アレルギーを起こすことがあるからです。
キトサン、プロポリス、カモミールなど天然成分を使った物にも注意が必要です。
西洋フキに注意
厚生労働省は2012年2月8日、バターバーと呼ばれる西洋フキを含む健康食品が肝臓に障害を起こす可能性があるとして、消費者に食べないよう注意喚起しました。
主に外国産のカプセル状のものが流通しており、インターネット上では「花粉症を和らげる」などと宣伝されているそうです。現時点では、日本では健康被害は報告されていません。
西洋フキは、暑い時期にバターをフキの大きな葉で包んで保存していた事から、バターバーの名前がついたと言われています。ヨーロッパでは昔、疫病や熱、咳に効果のあるハーブとして使用していました。
花粉症予防や片頭痛に効くそうで、日本でも2つの業者が輸入し、健康食品を作る会社へ卸しているそうです。ところが、この西洋フキが原因で、急性肝炎を起こすことがわかりました。ヨーロッパで40人が急性肝炎に罹りました。
お手持ちの健康食品に西洋フキが入っている場合には、飲まないようにしてください。そして、何かおかしい症状が出たら、お近くの保健所か医療機関を受診されることをお勧めします。
なお、2つの輸入業者は、入った製品を回収するようです。2012.2
ビタミンCやカルシウムの摂りすぎで結石に
ビタミンCを摂りすぎると、代謝の過程でシュウ酸が増え、腎臓などの結石の原因になることもあります。
また、カルシウムの吸収には個人差が大きく、タンパク質や脂肪、リンを多く摂る人はカルシウムの吸収率が悪く、カルシウムをたくさん摂ったほうがいいそうです。
結石の約80%はカルシウムだそうです。結石の心配がある人は、マグネシウムとカルシウムの量を、1対2の割合で摂るようにしましょう。マグネシウムはカルシウムを溶けやすくするので、結石の形成やほかの石灰化を防ぎます。
アンチエイジング・ドック
東海大学医学部付属病院の西崎医師はアンチエイジング・ドックを行っています。まず、採血、頸動脈の観察、体重計測などをします。1週間後その資料を基に診断が行われ、アドバイスが約20分間行われるそうです。
血液の状態、動脈硬化は進んでいるか、加齢肥満、体脂肪率、筋肉量などの説明がなされます。そして、その方に効果的なサプリメントも紹介してくれます。
病気ではないために保険適応はできません。人間ドック+2~3万円という費用がかかります。