がん予防_2
がん予防の情報も日々進歩しているので、気が付いたものは、更新していきたい。3人に1人は、がんに罹る時代です。がん予防楽天 に関心を持って生活していきたいものです。
期待されるがんの超早期発見法
血液一滴で、がんや認知症を超早期に見つけることができるそうです。4年後の実施を目指して開発中ということで、大いに期待しています。
体液の中(血清、唾液、脳脊髄液、尿など)のマイクロRNAを測定します。この検査法は、人の体への負担が軽く、検査費用もそれほどかからないそうです。(現在は3万円位だそうで、限られた機関しか実施していません)
今は、基礎研究の段階なので、これから数千例を超える実証研究を終え、データーベースが作られ、専用の診断装置が作られたら、身近で誰でもこの検査を受けられるようになります。
マイクロRNAとは
- マイクロRNAは、血液などの体液中で見られます。
- 血清中には、40ng/mlのマイクロRNAがあり、健康な人には、500~660種類もあります。
- 血清中の特定のマイクロRNAが、特定のがんで上昇することで、がんの超早期発見ができるのです。
マイクロRNA解析を行う疾患候補
胃がん、大腸がん、食道がん、すい臓がん、肝がん、胆道がん、肺がん、乳がん、卵巣がん、前立腺がん、膀胱がん、神経膠腫、肉腫、アルツハイマー病などの認知症
問題点、今後の課題
がんが超早期に発見できることは良いことですが、発見されたことにより、悩む人も出てきます。様子観察の時期が長期に渡ることになるからです。不安を抱く人も出てくるでしょう。その辺りの細かい支援が必要となります。2015.7.
アスピリンでがん死亡率低下
2010年12月7日付けの英医学雑誌ランセット電子版に、「1日に75ミリ・グラムのアスピリンを5年以上服用すると、がんで死亡する確率が大幅に低下する」という研究成果が掲載されました。
英オックスフォード大が、循環器疾患などの患者約2万5500人を最長20年間、追跡調査したデーターを解析しました。データーには、日本の患者約2500人も含まれます。
アスピリンを5年以上服用した人では、がんの死亡率が、服用しなかった人より21%低かったそうです。消化器系がんでの死亡率は54%も低く、アスピリンのがん予防効果は高いと位置づけました。
服用量の75ミリ・グラムは、市販薬1錠に含まれるアスピリン約250ミリ・グラムに比べ少ないです。服用量が1日100ミリ・グラムを上回る人もいたが、死亡率に差はなかったそうです。
がんを予防・克服する15の法則
テレビで「がんになっても長生きできる生活習慣とは」という放送をしていました。がんの種類とか進行度にもよるでしょうが、良い生活習慣はがんだけでなくいろんな病気にも良いはずです。
一度に生活を変えることは無理な場合が多いので、取り入れられそうなものから始めたいと思います。
がんのリスクを上げる項目
- 50歳以上である
- 両親、兄弟ががんにかかったことがある
- タバコを現在すっている(この項目は+2点)
- タバコを1年以上前にすっていた、または過去にすっていた
- 2合以上の酒を飲む
- 味付けは濃い方が好きだ
- 肥満体である
- 糖尿病である(糖尿病はがんのリスクが2倍高くなるようです)
がんのリスクを下げる項目
- 野菜を小鉢に5皿以上とっている(1日に)
- 果物を1皿以上とっている
- 週2回以上、息のはずむ運動をしている
- コーヒーを毎日飲んでいる
- 大豆製品を毎日食べている
- 1日2回以上歯を磨く
- 緑茶を毎日5杯以上飲んでいる
*上のがんのリスクを上げる項目の、該当する数を数えます。1項目が+1点ですが、3番目だけが+2点で足してください。
次にがんのリスクを下げる項目の該当する数を数えますが、1項目が-1点で足していきます。
その後に、がんのリスクを上げる項目の総計とがんのリスクを下げる項目の総計をたして、+2以上の人は生活習慣を改善する必要があります。2009.10
がんから命を守る鉄則
南雲医師が勧めるがんから命を守る鉄則です。
がんの兆候を知る
- 痛み
- 原因不明の痛みが3週間以上続いたら、病院などで診察を受けること。
- 通過障害
- 管状の臓器に発生しやすい。例えば消化器では、便秘や下痢をおこします。
- 出血
- がんは、血管が豊富なので、傷つくと出血しやすい。しぶとく出血が続く時には早めに病院などで診察を受けること。
がん予防の食べ物を食べる
- 野菜・果物の皮がよい
- 防菌・防虫・創傷治癒作用・抗酸化作用を皮は持っているから。マスカットの皮には、前立腺癌の予防になるものが含まれているそうです。乾しぶどう、いちじく、プルーンなどもお勧めです。
- がんの人の体力を取り戻す漢方
- 南雲医師の意見ではありませんが、十全大補湯、補中益気湯が、がんの人の体力を取り戻す漢方としてお勧めだそうです。
良い睡眠をとる
- 質の良い睡眠をとる
- 午後10時から午前2時までが、睡眠のゴールデンタイムです。この時間に爆睡すると成長ホルモンが出ます。このホルモンは、美容ホルモンとも言われ、肌を白くし傷ついた組織を治癒してくれます。だから、がん予防に繋がります。