ぎっくり腰

ぎっくり腰は突然に起こります。初めてぎっくり腰になった時にはその痛みに驚くとともに、体を動かせないことに焦りました。最新の治療法は、安静は2日までで、後は「これだけ体操」などを取り入れて、とにかく動くということらしいです。長らく安静にすると、かえって長引く腰痛になりやすいそうです。初期の対応が大切です。

ぎっくり腰への対処法や予防法について学びたいと思います。

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰の画像

ぎっくり腰は、椎間板、じん帯、椎間関節の捻挫や筋肉のけがで起きます。骨の病気ではありません。一番ぎっくり腰が起こりやすい部位は、腰椎4番と5番で、おへその周辺の腰のようです。

小さいけがなので、病院でも整骨院でもどちらで診てもらっても構わないようです。しかし、どうも心配な時には画像診断が必要なので病院へ行かれると良いです。

一度腰痛を起こした人は、そうでない人と比べると6倍の高さで腰痛が起きるそうです。

ぎっくり腰について

ぎっくり腰発症直後には、背骨がまっすぐなるそうです。

私も若いころ20歳代でぎっくり腰を体験しています。寒い場所で、中腰の作業を4時間ほどしていた時に、呼ばれて振り返った瞬間に、ギクッと来てしまいました。その時背骨をまっすぐにした時には、痛みを感じませんでした。

ぎっくり腰は、背骨の筋肉がつって異常に緊張した状態になるようです。背骨が無理やり引っ張られると、まわりの神経が刺激され痛みが生じます。筋肉が緊張していると血行が悪くなり痛みが増します。ぎっくり腰の多くは、筋肉の異常な緊張から起きていると言います。

きっかけは、くしゃみ程度でも起こるようです。ぎっくり腰は基本的には炎症なので放っておけば炎症がおさまり治るそうですが、じっとしていると血流が悪くなるので、動ける範囲内で動かしたほうが良いようです。また、ぎっくり腰と思っていても別の疾患の場合もあるので注意が必要です。

安静にしていても痛い、日に日に痛みが強くなる場合は、すみやかに医療機関を受診しましょう。

若者でもぎっくり腰(ぎっくり腰の原因)

今、「継続的な姿勢の歪み」が引き起こす若者の ぎっくり腰楽天 が増えているようです。

不摂生による体の弱体化、一部の筋肉への負担の増加、継続的な不自然な姿勢などがあげられるそうです。

ぎっくり腰の原因には、1.限度を超えた瞬間的な過負荷2.蓄積された筋肉疲労の2通りがあると言われます。

デスクでの長時間のパソコン作業やスマホの使用で、肩や腕、首、頭などのこりや血流不足が本人の自覚しない所で進んでいると思われます。30分ごとに正しい姿勢に戻し、首を回したり腕を回したり、足は足首をまわしたり貧乏揺すりをしたり、と自分の体に細かい配慮が必要です。

そして、夏には冷房による知らず知らずの冷えが、血流を悪くしています。タオル1枚、膝にかけると違ってきますよ。また、冷たい飲み物はのどごしが良くて、飲み過ぎになりがちですから、気をつけましょう。ぎっくり腰になって困るより、日頃のちょっとした継続が予防になると思います。

ぎっくり腰の治療法

  1. 最初は絶対安静にする。・・・2~3日の安静で炎症もある程度治まり、腰が随分と楽になるそうです。この時期には冷湿布で冷やしても良い。体のサインに従ってください。
  2. 患部を温湿布。・・・筋肉をリラックスさせ、血流をよくして、筋肉に十分なエネルギーを届けます。
  3. 整形外科や整骨院で腰の状態を診てもらっておきます。
  4. 最新の治療法としては、安静は2日までで、後は体操を行います。東京大学医学部の松平浩先生は、「これだけ体操」を勧められています。無理をせず、できる範囲で行って、徐々に範囲を広げていかれると良いです。

これだけ体操

  1. 足を肩幅より少し大きく開きます。
  2. 両手のひらを骨盤の上に当てます。顎を引いて息を吐きながら、後ろに体を反らせます。手は骨盤に押し込むようにします。約3秒間行います。
  3. 腰は痛気持ちいいという感じです。痛みがひどい場合は、できる範囲で行います。3ヶ月以上長引く腰痛に良いです。毎日1回は行います。何回やっても良いそうです。2週間続けたら効果が期待できるといいます。太腿から足先へしびれがある方は止めてください。かかりつけ医の指示に従ってください。

湿布は、温湿布か冷湿布か

基本的には、温湿布で温めて筋肉をリラックスさせたり、血流をよくしたりします。が、温めるとよけい痛みを感じる人は、冷やしても良いです。

自分の体のサインに従ってください。

体操や運動は

ぎっくり腰特有の体操や運動はありません。しかし、ストレッチや筋トレ、全身運動を普段からしておくことが大切です。腰痛に効く「これだけ体操」が勧められています。

ぎっくり腰の予防法

  1. ぎっくり腰の予防法は、腰に負担をかけないことです。くしゃみをする時、台に手をかける、前かがみの姿勢で腰に負担が大きくなるのものを持ち上げる時は、ひざを曲げて持ち上げるようにします。
  2. 「よいしょ」などの掛け声も、脳にこれから動かすということを伝える準備ができ効果があるそうです。
  3. 早歩きなどの全身運動が良いそうです。
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Author:Tomoko Ishikawa Valid HTML5 Valid CSS

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更新日:2020/03/15