加齢黄斑変性症
加齢黄斑変性症は、進行すると失明するといいます。私の身近な人も、加齢黄斑変性症にかかり、片目の視力が殆どありません。加齢黄斑変性症の前兆に気をつけたり、予防法を取り入れて罹ったとしても早期に治療を受けたいものです。
加齢黄斑変性症とは
字で表しているように、加齢により黄斑部が変性して出てくる目の病気です。黄斑部とは、網膜の中心部で、光の焦点が集まる所です。凹んでいて直径が約6mmあります。
この場所は、よく使うので、傷みやすい場所です。だから、高齢者に多い病気です。
老廃物が黄斑部にたまり、それをなんとかしようと、新生血管ができて盛り上がることで、見るものがゆがんで見えます。進行すると、視細胞が減ってきて見えなくなってしまいます。
ある患者さんの場合
視力が衰えたと思って 眼科楽天 へ行ったら、すでに進行していて、治療しても視力が戻りませんでした。細胞が傷ついて減っていたから見えないのです。片目がそうなって、もう片目も症状が出てきました。
今度は早期に受診して治療を受け、失明を免れました。
症状・前兆
見ている物がゆがんで見えます。これは、黄斑部にドルーゼンと呼ばれる老廃物がたくさんたまることで起きます。そして、このドルーゼンを何とか取ろうとして、新しい血管が網膜の下にできます。そして、凹んでいた黄斑部を盛り上げてしまいます。この血管は弱く、破れて出血したりします。
原因
- 加齢・・・網膜の黄斑部は、光の集まる所で、傷みやすい場所です。長年使ってきた高齢者が多くなります。
- 喫煙・・・タバコを吸う人は、4~5倍発症率が高くなるそうです。
- 食事・・・緑黄色野菜の抗酸化作用が聞きます。摂取の少ない人が罹りやすいといえます。
- 遺伝的素質
検査
アムスラー検査・・・黒い紙に白い格子の模様があり、中心部に白い点がある紙を、片目ずつ見ます。格子柄がゆがんで見えたら、眼科で眼底検査などを受けます。家では、障子のさんや、方眼紙、タイルの目地でも使えます。気軽に片目ずつやってみてください。
眼底検査・・・ドルーゼンのたまり具合がわかります。治療が必要かどうか判定できます。
治療法
抗VEGF薬の注射・・・眼球への注射で、新生血管に効きます。3割負担の人で、1回が5~6万円で3ヶ月連続で継続して打ちます。
加齢黄斑変性症に効く配合のサプリメントを1年間取り続けると治った人も、ある程度は治せるようです。これは、ルテイン、ビタミンA、C、E、亜鉛をバランス良く含んだものです。眼科医に紹介してもらってください。市販薬を買うことになりますが、いろんなサプリメントがあり、素人が選ぶのは難しいからです。バランスが大事ですから。
日頃から、緑黄色野菜をたっぷり食べて抗酸化作用を取り入れておくことも大切です。