心不全
2011年11月1日、たけしの家庭の医学で、「内臓のむくみ」という題で放送していました。が、なんと心不全から来る肺のむくみでした。
心不全というと、単に心臓の働きが悪くなるだけと思っていましたから、驚きでした。心不全について学びました。
心不全による肺のむくみ
肺は約1kgでその7~8割が水分だそうです。正常の場合には、両肺の下の辺りに少し水か溜まっているようですが、心不全で肺のむくみが出た場合には、両肺の下から約3/4の位置ぐらいまで水分がたまるそうです。
50歳代男性の場合
夜に突然咳が止まらなくなりました。1ヶ月後には夜の咳は出なくなりました。その後、少し食べても胃もたれを起こすようになりました。数日後、だるい・倦怠感を覚えました。この時点では、肝臓のむくみが出ていたそうです。
2カ月後に、朝トイレに行った時に倒れ、帰らぬ人となりました。心不全楽天 で左心室の機能低下が起き、血液が渋滞したことから死に至ったようです。血液の渋滞で、心臓の筋肉が痙攣するそうです。
心不全を放おっていたら、5年後には生存率は50%とのことです。
肺のむくみは、何を起こす
肺のむくみは、夜の咳を起こします。
胃のむくみは、胃もたれを起こします。
肝臓のむくみは、倦怠感を起こします。
腸のむくみは、下痢を起こします。
腎臓のむくみは、夜間頻尿を起こします。8時間で3回以上尿でトイレに行くと夜間頻尿になります。顔や足もむくんできます。
心不全のむくみは、時間が経ってもむくみが消えません。
心臓を弱らせる生活習慣とは
- カロリーオーバーの食生活
- 塩分過多の食事
- 喫煙
- 高血圧
- 動脈硬化
- 高コレステロール
- 高血糖などです。
減塩の食事の工夫
日本人は平均で1日11gの塩分をとっているそうです。人の1日の塩分必要量は1.5gだそうですが、おいしい味を求めるとだんだん塩分量が増えてしまいます。
塩分摂取量は、1日6g未満にすると、高血圧の予防になり、心臓機能もよくなるそうです。
ある人の塩分摂取量は、1日に12.3gだったそうです。そうすると、左心室の動きが悪くなり、20%も遅くなっていたそうです。そして、心臓が膨れ上がっていました。
ミスト式醤油さしの利用で減塩する
ミスト式醤油さしを利用すると、普通の醤油差しの1/30がワンプッシュとなります。豆腐や焼き物などにかける醤油が少なくなり、減塩につながります。
魔法の塩を使って減塩する
- 和風塩・・・塩に粉末にした昆布、干ししいたけ、鰹節を混ぜたものです。
- 中華塩・・・塩に粉末にした干ししいたけ、干しえびを混ぜたものです。
- 洋風塩・・・塩に粉末にしたローズマリー、生こしょうを混ぜたものです。
朝夕の血圧測定を
朝夕の血圧測定を続けて、血圧の管理をすることが大切です。高い血圧が続いたら、食生活、運動、ストレスなどについて省みることも必要です。
血圧で一喜一憂するのではなく、ある程度長い期間の流れを見ていくことが必要なようです。